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歴史
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日本で最初の国際都市「奈良」は日本酒発祥の地といわれています。今西家はこの地で明治17年(1884年)より酒造業を始めました。 蔵元は春日大社や東大寺などの世界遺産にほど近い、昔の風情を残す奈良町にございます。
酒銘の由来は、春日の神々が鹿に乗って奈良の地へやってきたという伝説から、「春日神鹿」(かすがしんろく)と名付け後に「春鹿」(はるしか)に改め今日に至っております。
厳選された原料米を高精白に磨き、軽い呈味で、まろやかな口当たりの酒、華やかな香りのあるキレ味の良い酒を醸してきました。これらの商品は、日本はもとより、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・オーストラリア・香港など世界十数カ国に輸出され人々の楽しい夕べを演出しております。味・コク・香り、すべての点で先進技術と高品質を誇った奈良酒、南都諸白の伝統を現在に伝えることが、春鹿創業以来の変わることなき姿勢です。
奈良町にある『春鹿』
酒造の玄関
神の使いとして愛護されている
国の天然記念物の鹿
春鹿のお酒が各国で
楽しまれています
酒の製法が中国から伝わったのはかなり古く、米や麹を使った製造方法は現在の清酒とはかなり違うものですが、弥生時代中期には存在していたとも云われております。
その後、平安時代に出された「延喜式(えんぎしき)」という書物には当時の日本酒の製法が記されており、この頃のはすでに確立されていたようです。しかし、原料米すべてが玄米であったり、一部だけ白米を使うといった方法でした。現在の白米のみを使用するようになったのは室町時代、興福寺の僧坊による酒造りの中で考案されました。それは「諸白造り(もろはくづくり)」と呼ばれ、それまでの酒をはるかに上回る良質のものでした。
また、傷みやすかった酒を低温で煮ることで殺菌し、酵素の動きを止めて香味の熟成をはかること(火入れ)もこの時期に考案され、現在の酒造技術の基本となっています。
その他にも菩提(ぼだいもと)と称された酵母の培養法や仕込みを二回〜三回に分けるなどの画期的な技術を生み出したのも奈良(南都)の地であり諸白造りは「南都諸白(なんともろはく)」と呼ばれ、徳川家康の「奈良酒をもって最上となす」の言葉通り、江戸時代初頭には良質の酒が「下り酒(くだりざけ)」として、江戸に送られました。
十七世紀にキリスト教伝道のために来日したイエズス会の神父により出版された日蘭辞典には、「MOROFAKU=奈良で作られる最も良い日本酒」と紹介されています。
「春鹿」はこの「南都諸白(なんともろはく)」の伝統をしっかりと今に伝え、良い酒造りに日々精進していく所存です。
酒銘の由来は、春日の神々が鹿に乗って奈良の地へやってきたという伝説から、「春日神鹿」(かすがしんろく)と名付け後に「春鹿」(はるしか)に改め今日に至っております。
厳選された原料米を高精白に磨き、軽い呈味で、まろやかな口当たりの酒、華やかな香りのあるキレ味の良い酒を醸してきました。これらの商品は、日本はもとより、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・オーストラリア・香港など世界十数カ国に輸出され人々の楽しい夕べを演出しております。味・コク・香り、すべての点で先進技術と高品質を誇った奈良酒、南都諸白の伝統を現在に伝えることが、春鹿創業以来の変わることなき姿勢です。
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その後、平安時代に出された「延喜式(えんぎしき)」という書物には当時の日本酒の製法が記されており、この頃のはすでに確立されていたようです。しかし、原料米すべてが玄米であったり、一部だけ白米を使うといった方法でした。現在の白米のみを使用するようになったのは室町時代、興福寺の僧坊による酒造りの中で考案されました。それは「諸白造り(もろはくづくり)」と呼ばれ、それまでの酒をはるかに上回る良質のものでした。
また、傷みやすかった酒を低温で煮ることで殺菌し、酵素の動きを止めて香味の熟成をはかること(火入れ)もこの時期に考案され、現在の酒造技術の基本となっています。
その他にも菩提(ぼだいもと)と称された酵母の培養法や仕込みを二回〜三回に分けるなどの画期的な技術を生み出したのも奈良(南都)の地であり諸白造りは「南都諸白(なんともろはく)」と呼ばれ、徳川家康の「奈良酒をもって最上となす」の言葉通り、江戸時代初頭には良質の酒が「下り酒(くだりざけ)」として、江戸に送られました。
十七世紀にキリスト教伝道のために来日したイエズス会の神父により出版された日蘭辞典には、「MOROFAKU=奈良で作られる最も良い日本酒」と紹介されています。
「春鹿」はこの「南都諸白(なんともろはく)」の伝統をしっかりと今に伝え、良い酒造りに日々精進していく所存です。